「緑の雇用」担い手確保支援事業について

事業概要

「緑の雇用」担い手確保支援事業は、新規就業者の確保・育成や高度な知識・技術・技能を有する現場技能者へのキャリアアップを推進するための研修等を行う林業経営体に対して助成を行う事業です。
実施主体は全国森林組合連合会(略称/全森連)です。
詳細については、このWebサイトにてご確認ください。https://www.ringyou.net/
特に、林業経営体向けの情報はこちらです。https://www.ringyou.net/jigyoutai/

兵庫県木連の役割

当連合会は、全森連から「取りまとめ機関」、「監督・検査機関」、「安全指導機関」の委託を受けています。
取りまとめ及び監督・検査は、県内の当連合会会員かつ兵庫県素材生産組合会員の林業経営体を対象に各研修の申請、実績等の取りまとめを行っています。
安全指導は県内でトライアル雇用及びフォレストワーカー研修等に取り組む森林組合と企業を対象に実施しています。

取り組む際に気を付けること

  1. 研修を実施する林業経営体には「認定事業主」であること等の条件があります。
    認定事業主とは「林業労働力の確保の促進に関する法律」に基づき、都道府県知事から改善計画の認定を受けた事業主
  2. トライアル雇用、フォレストワーカー研修では、実地研修(OJT)を統括的に管理・指導するため、各林業経営体で指導員を選任の上、研修指導を行います。
    指導員はフォレストリーダー研修もしくはフォレストマネージャー研修の修了者です。

次年度の要望取りまとめは、例年1月頃に行われますので、前年12月までに要件等を整えて、当連合会までお知らせください。
新規取り組みの場合は、最初の年度に指導員候補者をフォレストリーダー研修に参加させることが必要です。

研修の種別

トライアル雇用 (最大3ヶ月)
本格就業前に、仕事や職場への適性を試す短期間の研修

林業作業士(フォレストワーカー)研修 (最大8ヶ月×3ヶ年)
森林調査、造林、育林、伐倒、造材、集材、土場管理など林業就業に必要な知識・技術・技能を段階的に習得するための研修

多能工化研修 (最大2ヶ月)
造林・素材生産に関する研修

現場管理責任者(フォレストリーダー)研修 (16日間程度の座学と実習)
担当する現場の効率的な運営を行うために必要な知識・技術・技能を習得するための集合研修

統括現場管理責任者(フォレストマネージャー)研修 (10日間程度の座学と実習)
複数の現場を統括管理するために必要な知識・技術・技能を習得するための集合研修