兵庫県環境配慮型住宅とは、不要なエネルギー消費を削減し、有害化学物質等による人体への健康影響を低減する「環境にやさしい住宅づくり」を支援するために設けた基準です。
(1) 地球環境の保全、 (2) 居住環境の健康・快適性、 (3) 周辺環境との親和性 の3区分があり、融資対象は、下表のとおり各区分ごとに1項目以上を選択し、合計3項目以上を満たすことが条件です。
(1) 地球環境の保全 |
1「温熱環境に関すること」 |
年間冷暖房負荷の低減のために、ペアガラス、外断熱等の断熱構造や断熱材の増厚等が行われている「断熱等性能等級」※1が3以上の住宅 |
2「高効率設備機器」 |
エコキュート※2、エコウィル※2、ペレットストーブ、薪ストーブ、蓄熱式暖房器、太陽熱温水器等省エネルギー及び自然エネルギー型の暖・冷房設備や給湯設備等を設置した住宅 |
(2) 居住環境の健康快適性 |
3「空気環境に関すること」 |
無垢材や特定建材(化学物質の発散が少ないF☆☆☆相当のJAS製品)等を使った「ホルムアルデヒド発散等級」※1が2以上のシックハウス対策住宅 |
4「構造の安定に関すること」 |
住宅の長寿命化で解体廃棄の減少につながるよう柱を太くしたり、金物や合板・筋交等で壁を補強した「耐震等級」※1が2以上の安全安心な住宅 |
(3) 周辺環境との親和性 |
5「太陽エネルギーの利用」 |
太陽光発電設備の設置された住宅 |
6「環境共生に関すること」 |
グラスパーキング等の十分な緑化や雨水利用装置等雨水の有効利用等が行われている住宅 |
- ※1 住宅性能表示制度による住宅性能の等級付けです。断熱等性能等級、ホルムアルデヒド発散等級、耐震等級の証明に設計住宅性能評価書(写)が必要です。断熱等性能等級、耐震等級については、認定長期優良住宅の証明でも可。
- ※2 エコキュート(圧縮空気の熱を活用した給湯器)、エコウィル(ガス発電と発熱活用の給湯との併用器)
- ※3 項目2,5,6については、設置する機器の商品名や性能特徴のわかるカタログ、見積書、位置図の(写)が必要です。